飲む前に知っておきたい!フィンペシアの副作用

体内のイメージ画像

薄毛や抜け毛を改善してくれるフィンペシア。

どんな医薬品でもそうですが、フィンペシアにも副作用のリスクがあります。

通販でも手に入れることができるフィンペシアで手軽にAGA治療がおこなえますが、医師や薬剤師の指示がないかわりに、自分で副作用の内容を把握しておかなければなりません。

フィンペシアの副作用

現在フィンペシアの副作用で報告されているのが、頭痛や腹痛、ED、肝機能障害、初期脱毛などです。
頭痛や腹痛は薬の成分に身体が慣れていない事で起こりやすくなります。
このような症状が現れても軽いものですむ場合がほとんどですが、気になる場合は薬の摂取量を減らす、治療薬の変更を検討するなどした方がよいでしょう。

フィンペシアの副作用でED(勃起不全)に!?

フィンペシアなどフィナステリドを含むAGA治療薬を服用する事によってEDの症状が出てしまうという報告があります。
ですがフィナステリドとEDの相互関係は医学的に明らかになっていません。

しかしフィナステリド5mgを含む前立腺治療薬を飲んだ人と、フィナステリド1mgのフィンペシアを飲んだ人を比較してみると、前立腺治療薬を飲んだ患者の方が多くED症状が現れました。

ED発症のメカニズムは解明されていないものの、摂取量の多さが関係しているのではないかと考える事ができます。

EDとの関係性についてこのような臨床結果があります。
フィナステリドの偽薬(プラセボ)を服用した被験者に、EDを訴える人がいました。
AGA治療薬を飲むと男性機能に支障がでるという話しから、「EDになるのではないか?」という不安感から勃起不全を起こしてしまったという可能性が否定できないということです。

肝機能障害

成分であるフィナステリドは肝臓で分解されます。これにより肝臓に負担がかかり、肝機能障害を起こす事が懸念されます。
フィンペシアに関わらず内服薬というのは肝臓で分解されるものです。

しかしフィンペシアなどのAGA治療薬は長期服用が前提にあるため、薬による負担のリスクが上がってしまいます。

フィンペシアを服用してから「身体がだるい」「疲れやすくなった」という症状があれば、肝機能低下を起こしている可能性があります。

服用期間中は定期的に肝機能のチェックをしてもらうようにした方が良いでしょう。

またもともと肝機能が低下している人は、さらに悪化させてしまうかもしれません。このような方は独断での服用は避け、医師に相談するなどして対処しましょう。

初期脱毛は薬が効いている証拠!

フィンペシアを服用した事によって一時的に頭髪が抜ける「初期脱毛」を起こす可能性があります。
通常でも1日に約100本の毛が抜けますが、初期脱毛の場合は300本近く抜ける人も。
しかし初期脱毛は、薬の効果でヘアサイクルが正常化し、毛乳頭や毛母細胞が活性化することによって古い毛が押し出される現象です。

初期脱毛は薬が効いている証でもあり、副作用というよりは好転反応であると言えるでしょう。

薬を飲み始めて10日~1か月の間でおこり、長くても3か月でおさまります。

フィンペシアの注意事項

バツ印を指す指

フィンペシアには副作用ばかりではなく、以下の注意事項もあります。

アルコールやグレープフルーツの摂取を避ける

アルコールは肝臓で分解されるため、2重の不可を与える事に。
またグレープフルーツには副作用の症状を強めてしまう可能性があります。
フィンペシアを服用している間はこれらの摂取は控えましょう。
もし摂取した場合は、その日は薬を服用しないようにしてください。

女性は服用禁止!触れてもダメ

フィンペシアを女性が服用することはできません。
とくに妊婦や授乳中の女性がフィンペシアを服用すると、胎児や乳児の生殖器官に重篤な障害を負ってしまう可能性があります。
またフィンペシアの成分は触れるだけでも皮膚から体内へ吸収されます。
決して触らない、触らせないことです。

フィンペシア服用中は献血ができない

フィンペシアの服用している間は献血禁止とされています。
献血した血液が女性に輸血されてしまうかもしれないためです。
女性が妊婦の場合は先にもありますが胎児の生殖器官に障害を負わせてしまう可能性があります。

フィンペシアを服用する場合は副作用に気をつけ、これらの注意事項もしっかりと把握しておく必要があります。